遺骨を永代供養に移した日|閉眼供養から納骨まで、当日の流れと私の気持ち【体験】

遺骨を永代供養に移した日|閉眼供養から納骨まで、当日の流れと私の気持ち【体験】 墓仕舞い

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✅ この記事の結論(要点)

  • 遺骨を移す当日の流れは——①親族が集合 ②お坊さんの閉眼供養(魂抜き)③石材店が墓石を開けて遺骨を取り出す ④骨壺で運搬 ⑤新しい場所で納骨法要
  • 立ち会ったのは、施主(私)・親族・お坊さん・石材店の4者。時間は朝から昼過ぎまで
  • 花屋の我が家は、その日の供花を自分たちで作りました
  • 遺骨を取り出す瞬間は、ご先祖様に少し申し訳ない気持ちに。それでも手を合わせて前を向きました

「お墓をたたむ日」は、どんな感じなんだろう。
その日が来るまで、私には想像がつきませんでした。

この記事では、本家の古いお墓から遺骨を取り出し、永代供養へ移した当日の流れと、そのとき私が感じたことを、正直に書きます。
これから墓じまいをする方が、「当日はこうなるんだ」と心の準備ができるように。

こまつな
こまつな

お墓をたたむ日って、どんな気持ちになるんだろうって、ずっと不安でした。

フクロウ先生
フクロウ先生

大切な節目じゃからのう。流れを知っておくだけで、心の準備ができるものじゃ。

当日までに、準備しておいたこと

当日をスムーズに迎えるために、やっておいてよかったことが3つあります。

① 誰に声をかけるか、早めに決める

当日に立ち会うのは、身内とお坊さん、石材店の方です。
親族のうち誰に来てもらうかは、早めに決めておくと慌てません。

我が家は、動ける母と私が中心でした。
無理に大人数を集めなくても、静かに見送ることはできます。

② 服装は、喪服か地味な平服で

閉眼供養は、法要にあたります。
喪服、または黒やグレーの地味な平服が無難です。迷ったら、喪服にしておけば間違いありません。

③ お布施と、半日の時間を用意しておく

閉眼供養では、お坊さんへのお布施が必要です。
金額は地域やお寺で違うので、事前にそれとなく確認しておくと安心です。

そして、当日は思ったより時間がかかります。
我が家は朝から始めて、終わったのは昼過ぎでした。半日は空けておくと、気持ちに余裕が持てます。

遺骨を移す当日は、こんな流れでした

① お墓の前に、親族が集合

まず、お墓の前に親族が集まりました。
長く手を合わせてきた、その場所に。

② お坊さんによる閉眼供養(魂抜き)

次に、お坊さんによる「閉眼供養(へいがんくよう)」。
「魂抜き」とも言います。お墓に宿った魂を、いったん抜いていただく儀式です。

ここから、お墓は「ただの石」に戻ります。

③ 石材店が墓石を開け、遺骨を取り出す

そして、石材店の方が墓石を開けて、遺骨を取り出します。
ここが——いちばん、胸に来ました。長いあいだ眠っていたご先祖様を、外に出すのですから。

④ 遺骨を骨壺に納めて、運搬

取り出した遺骨を、骨壺に納めます。
そして、新しい納骨先へと運びます。

⑤ 新しい納骨先で、納骨法要

新しい場所では、納骨の法要を行いました。
場合によっては「開眼供養」をすることもあります。納骨をして、その日は終わりです。

当日、立ち会ったのは、この4者

我が家の場合、立ち会ったのは次の方たちでした。

  • 施主(改葬の手続きをした人=私)
  • 親族
  • お坊さん
  • 石材店

特別な大人数ではありません。
身内と、お寺と、石材店。それで、静かに執り行われました。

花屋の私たちは、供花を自分たちで作りました

我が家は、母が営む小さな花屋です。
だから当日の供花(お供えのお花)は、買うのではなく、自分たちで作りました。

準備をしながら、私は母に声をかけました。
「お父さんに、あのスタンドのお花、持って行ける?ひとつ残ってるよ」

でも母は、静かに「私はいいわ」と言いました。
それ以上は、聞けませんでした。長年連れ添った父への思いは、きっと私には分からないくらい、いろいろあったのだと思います。

だから最後は、私と息子の二人で、お花を生けました。
花を手にすると、不思議と、ざわついた気持ちが少し落ち着くんです。

母の分まで、ていねいに供えよう。
そう思いながら、一輪ずつ、心を込めて生けました。

遺骨を取り出す、あの瞬間に思ったこと

正直に書きます。
遺骨を取り出すあの瞬間、ご先祖様には、少し申し訳ない気がしました。

長いあいだ、この場所で守られてきたお墓を、私たちはたたむのです。
「勝手なことをして、ごめんなさい」。そんな気持ちが、ふっと込み上げました。

でも——残された私たちにも、日々の生活があります。
遠くのお墓を、無理して守り続けることは、もうできない。永代供養が、悪いわけではありません。

これからは、お寺がきちんと供養を続けてくれる。
「どうか、安らかに眠ってほしい」。そう手を合わせて、私は前を向くことにしました。

フクロウ先生
フクロウ先生

申し訳なさを感じるのは、ご先祖を大切に思う証拠じゃ。それでいいんじゃよ。

こまつな
こまつな

はい…手を合わせて、前を向こうと思えました。

これから当日を迎える方へ、伝えたいこと

最後に、当日を経験した私から、3つだけ。

① 半日は、空けておく

当日は、朝から昼過ぎまでかかりました。
時間に追われると、心を込めてお別れができません。ゆったり空けておいてください。

② 気持ちを、家族で押しつけ合わない

母が供花を「私はいい」と言ったように、家族それぞれに、思いがあります。
無理にそろえなくていい。それぞれのやり方で、送ればいいんです。

③ 完璧じゃなくて、いい

儀式の作法を、完璧にこなす必要はありません。
大切なのは、手を合わせる気持ち。それだけで、じゅうぶんです。

まとめ|「お墓をたたむ日」は、静かなお別れの日

  • 当日の流れは、①親族集合 ②閉眼供養 ③遺骨の取り出し ④運搬 ⑤納骨法要。時間は朝から昼過ぎ
  • 立ち会うのは、施主・親族・お坊さん・石材店
  • 花屋の我が家は、供花を自分たちで生けた。母の分まで、息子と二人で
  • 遺骨を取り出す瞬間は胸に来るが、永代供養は悪いことではない。手を合わせて、前を向けばいい

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