離檀料は交渉で下がる?200万円を請求された我が家の結末と、今ならやる3つのこと【体験】

離檀料は交渉で下がる?200万円を請求された我が家の結末と、今ならやる3つのこと【体験】 墓仕舞い

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✅ この記事の結論(要点)

  • 離檀料に「決まった相場」も「法的な支払い義務」もありません
  • でも改葬には、お寺が出す「埋葬証明書」が必要。関係がこじれると話が前に進まなくなります
  • 我が家は200万円を請求され、何度も交渉を試みましたが、下がりませんでした
  • 払ったのは私ではなく、母です。私には、その貯えがありませんでした
  • 今もう一度やるなら——①感情で対立しない ②金額の根拠を冷静に確認 ③払う前に第三者へ相談

「墓じまいをするのに、お寺から離檀料200万円と言われました」
そう話すと、たいていの人が絶句します。

私も、最初は耳を疑いました。
ふつうの主婦の感覚で、200万円です。

この記事では、認知症の父を見送ったあと、母と二人で菩提寺に通い、離檀料を交渉しようとして——結局、下げられなかった実体験を正直に書きます。
「交渉で下がった」という景気のいい話ではありません。でも、だからこそ伝えられることがあると思っています。

こまつな
こまつな

200万円なんて、どう用意すればいいの…って、目の前が真っ暗になりました。

フクロウ先生
フクロウ先生

それは驚くのも無理ないのう。でも離檀料には決まった相場も、法的な支払い義務もないんじゃ。まずは落ち着いて、順番に考えていこうな。

離檀料は、そもそも「交渉していいお金」なの?

決まった相場も、法的な支払い義務もありません

まず、これは知っておいてください。
離檀料には「これが正解」という決まった相場がなく、法律上の支払い義務もない、とされています。

私も当時、必死で調べました。
数万円で済んだ人もいれば、100万円以上を請求されたという話も目にしました。つまり、お寺次第であってないようなものなんです。

それでも「払わざるを得ない」空気が生まれる理由

義務がないなら払わなければいい——理屈ではそうです。
でも、現実はそう単純ではありませんでした。

お墓を引っ越す(改葬する)には、今のお寺が発行する「埋葬証明書」という書類が要ります。
この一枚がないと役所の改葬許可がおりず、遺骨を動かせません。

つまり、お寺と関係がこじれると、物理的に墓じまいが進まなくなる。
ここに、離檀料という「お金」が効いてくるんです。

我が家が200万円を請求されるまで——何度もお寺へ通った

父の死をきっかけに、母と私で住職へ相談に行った

きっかけは、父でした。
認知症の父を五年介護して見送ったあと、母と私は自然と「お墓をどうするか」を話すようになりました。

我が家は、祖父の代からの檀家です。
先祖代々の名前がお寺の過去帳に残っていて、その菩提寺へ母と二人で離檀の相談に伺いました。

和尚さんは渋り、何度も通い詰めた末に「200万円」

最初、和尚さんはいい顔をしませんでした。
「もう少し考えては」と、はっきりした返事をくれません。

私たちは何度も足を運び、何度目かに通い詰めたとき、ようやく金額が出ました。
「離檀料は、200万円です」。

理由を尋ねると、返ってきたのは「檀家さんが減ってきている。これくらい納めてもらわないと、うちも困るんです」。
その一点張りでした。

交渉してみて分かった、下がらなかった本当の理由

「相場がない」ことは、こちらの武器にならなかった

相場がないということは、高くも安くもできるということ。
私は内心「いくらなんでも高すぎる」と思っていました。

でも、それを伝えても和尚さんの「困るんです」は揺るがない。
相場という”ものさし”がないせいで、こちらに反論の足場がなかったんです。

「納骨だけでも」も、お断りでした

せめて、と思って「納骨だけでもお願いできませんか」とも聞きました。
お寺によっては受け入れてくれる所もあると聞いていたからです。

でも、我が家は「納骨も難しい」と言われました。
引くも進むもお寺の一存。長く揉め続けるほうが、私たちにはつらく思えました。

結局、母が泣く泣く200万円を払いました

正直に書きます。
その200万円を払ったのは、私ではありません。母です。

私には、それだけの貯えがありませんでした。
兄にも費用の相談は持ちかけましたが、子育ての真っ最中で「教育費がかかる」と断られました。

母も、強くは言えませんでした。
結局、動いたのは母と私の二人。母が「もう、いいよ」とお金を出してくれて、今でも頭が上がりません。

今もう一度やるなら、私がやる3つのこと

同じ場面に戻れるなら、私はこう動きます。

① 感情で対立しない。まず「感謝」から切り出す

お寺との交渉は、勝ち負けではありません。
最初に長年お世話になった感謝を伝えるだけで、空気が変わります。

「実は、家族で相談を重ねた結果……」と丁寧に切り出す。
これだけで、相手の身構え方が違ったはずだと思います。

② 金額の根拠を、冷静に確認しておく

「なぜ、その金額なのか」を感情的にならずに一度確認する。
そのうえで、今後の護持会費やお布施が”続けられない”ことも正直に伝えます。

③ 払う前に、第三者へ相談する

これが、一番です。
離檀料に法的な支払い義務はない——この事実を、私はもっと早く誰かに確認すべきでした。

自治体の市民相談窓口や、墓じまいに詳しい専門家に一度相談してから判断する。
それだけで、選べる道が増えていたかもしれません。

フクロウ先生
フクロウ先生

払う前に、まず無料で相談——これが一番の防御策じゃよ。一人で抱え込まないことじゃ。

こまつな
こまつな

ほんと、それを早く知っていれば…。同じ思いをする人が、一人でも減ってほしいです。

それでも私は、「縁を切れてよかった」と思っています

遺骨を移す、あの日。
ご先祖様には少し申し訳ない気がしました。

でも——残された私たちにも、日々の生活があります。
永代供養が悪いわけではありません。どうか安らかに眠ってほしい。そう手を合わせて、私は前を向くことにしました。

200万円は、安い買い物ではありませんでした。
それでも、ずるずる続くお寺との関係に区切りをつけられて、母も私も少し軽くなりました。

まとめ|離檀料は「交渉の余地」より「事前の備え」

  • 離檀料に相場も法的義務もない。でも改葬には埋葬証明書が要るので、こじれると進まない
  • 我が家は200万円を請求され、交渉を試みたが下がらず、母が払った
  • もう一度やるなら、①感謝から切り出す ②根拠を冷静に確認 ③払う前に第三者へ相談
  • 一人で抱えず、早めに動くこと。それが一番のお守りです

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